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狙いを決定する

targeting.html Last edited: 2012-07-01

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はじめに

この文書は、メダロット1の戦闘で事前に狙うパーツを取る行動(うつ、ねらいうちやその他の補助行動)を選んだ時の、対象の決まり方について記したものです。

この文書の内容は、作者が独自にメダロット(クワガタバージョン)の内部を解析した結果に基づくものですので、多くの誤りを含むものと思われます。また、はっきりと正確であることを確かめたものだけではなく、憶測を含めた記述も多々ありますが、基本的にそれらの区別はしていません。以下を読まれる方はその点について御理解をお願いします。

また、詳しく書くよう努めてはいますが、読者がメダロットの戦闘に関して、ゲーム中で説明される程度の知識を持っているということを前堤にしています。

射撃の狙い(共通)

「うつ」「ねらいうち」パーツをつけたメダは、毎ターンの行動選択の前に狙うパーツを決定します。その決定方法はメダルの性格によって異なります。具体的に言うと、性格が防御であるメダに限り、敵チームと自チームのパーツ構成を調べて優先的に破壊するべきパーツを見つけ出すという「賢い」狙いかたをします。

狙うパーツの決定は、まず性格に関係なく共通の処理で行われます。次に、性格が防御のメダだけ(必要ならば)狙いの修正を行うという流れになります。この節では、前者について解説します。

射撃パーツの狙いの決め方は、3通りあります。これらを「ランダム狙い」「リーダー狙い」「瀕死狙い」と呼ぶことにします。この3つの狙いのどれが選ばれるかは、毎ターン、パーツごとに(状況に関係なく)次の確率で決まります。

分岐ランダム狙いリーダー狙い瀕死狙い
確率4/83/81/8

次にそれぞれの狙いについて解説します。

ランダム狙い
無作為に敵を選んで狙いをつけます。つまり、三体ならその中からそれぞれ1/3の確率で、二体なら1/2の確率で選ばれます。
リーダー狙い
敵のリーダーを狙います。
瀕死狙い
敵のもっとも被ダメージの大きいパーツ、すなわち(初期装甲 - 残りの装甲)がもっとも大きいものが選ばれます。この条件にあてはまるパーツが複数ある場合、まずリーダーのパーツ>二体目>三体目の順で優先され、次に頭部>右腕>左腕>脚部の順で優先されます。

ランダム狙い、リーダー狙いの場合は、まだ狙うメダしか決めていないため、さらに狙うパーツを選ぶ必要があります。これは、相手の残りパーツに応じた確率で、ランダムに選ばれます。

選ばれる確率
相手の
残りパーツ
頭部右腕左腕脚部
頭部 1
頭部・右腕 1/21/2
頭部・左腕 1/21/2
頭部・右腕・左腕 2/83/83/8
頭部・脚部 3/85/8
頭部・右腕・脚部 1/83/84/8
頭部・左腕・脚部 1/83/84/8
全部 1/82/82/83/8

射撃の狙い(性格が防御の場合)

ロボトルにおいて、例えば味方に「プラズマレーザー」を装備したメダがいて、敵に光学無効パーツである「ミラー」を装備したメダがいる場合は、「ミラー」を真っ先に破壊することが望ましい状況と言えます。あるいは、味方に飛行メダロットがいて、敵に対空攻撃である「トルネード」を装備したメダがいる場合なども同じく、「トルネード」を早く壊したいところです。上記の共通処理の後、性格が防御のメダに限って、この点を考慮に入れた「賢い」狙いを行います。この修正は、味方チームと相手チームの構成を調べ、優先的に狙うべき敵のパーツをリストアップするところから始まります。このリストを優先破壊リストと呼ぶことにします。この優先破壊リストは毎回の行動選択前にゼロから作り直されます。

優先破壊リストの作成

  1. まず自軍リーダーの頭部パーツをチェックし、そのパーツに設定された優先破壊特性パーツリスト参照)を調べる。ここでは例えば、リーダーの頭部を調べたらミサイルであったとする。ミサイルの優先破壊特性は「火薬無効」である。
  2. 敵チームのパーツを全てチェックし(調べる順番は、リーダーの頭部→同右腕→同左腕→同脚部→二体目の頭部→……→三体目の脚部)、パーツ特性パーツリスト参照)が「火薬無効」であるような(まだ壊れていない)パーツを探す。もしも発見した場合、そのパーツを優先破壊リストの最後に追加する。ここでは例えば、敵二体目の右腕が「ドウタクー」で、敵三体目の頭部が「ドグー」であったとする。どちらもパーツ特性が「火薬無効」であるから、優先破壊リストの末尾に(敵二体目の右腕と三体目の頭部を)順番に加える。
  3. 01に戻り、味方の次のパーツ(リーダーの右腕)を調べて同じことを行う。調べる順番はリーダーの頭部→同右腕→同左腕→同脚部→二体目の頭部→……→三体目の脚部であり、味方のパーツ全てを調べ終わるまで01-02を繰り返す。

優先破壊リストに従って、狙いを修正する

リストアップが終わったら、射撃の狙い(共通)で一旦決まった狙いを選びなおすことになります。性格が「防御」のメダは、自分の全ての射撃パーツについて、その優先破壊特性を調べ、次のように狙いを変えます。

優先破壊特性が「索敵&隠蔽」である場合(ex. リボルバー、マグナム)
優先破壊リストの一番目のパーツを無条件で狙います。リストが空の場合、狙いの修正は起こりません。
優先破壊特性が「飛行・潜水」である場合(ex. トルネード、キューリバクダン)
リストの一番目から順に該当する脚部パーツを探し、あればそれを狙います。ない場合は狙いの修正は起こりません。
優先破壊特性が「光学無効・火薬無効・重力無効」である場合(ex. プラズマレーザー、ミサイル)
例えば「光学無効」が優先破壊特性なら、リストの一番目から順にパーツ特性が「光学無効」に該当しないパーツを探し出し、あれば狙います。これはどういうことかというと、「プラズマレーザー」の優先破壊特性は「光学無効」であり、実際、相手に「ミラー」があれば破壊したいところですが、「プラズマレーザー」そのもので「ミラー」を狙っては意味がありません。従って、この場合は別のパーツを狙うようになっているのです。火薬無効・重力無効の場合も同じです。存在しない場合は狙いの修正は起こりません。

射撃パーツを複数つけている場合、リストから一度選ばれた敵パーツでも関係なく、再び選ばれうるということに注意して下さい。これで狙いの処理が終わりました。

射撃の狙いに関する不可解な点

上の節で、優先破壊リストに従って狙いを変える仕組みについて解説しましたが、説明を少し端折った部分があります。実は、メダが特定の対空パーツ(コクピット、スタビライザー、ウィング)を付けている場合、、出来上がったリストを調べる直前に、そのメダの全パーツの優先破壊特性が一時的に「飛行」に変わるのです(狙いの処理が終わるとすぐにもとに戻る)。メダロット1では、対空パーツを付けてさえいれば他のパーツで攻撃しても対空効果がある(命中判定とダメージ計算)ので、この処理そのものは合理的と言えます。しかし不可解なのは、この変化を起こせる対空パーツは「コクピット」「スタビライザー」「ウィング」の3つに限られていて、「トルネード」などは同じ対空パーツでも対象外となってしまうということです。これがバグなのかどうかは分かりません。このことに限れば「パーツの差別化を図った仕様である」という説明もできるでしょう。

では対水パーツのほうはというと、さらに妙なことが起こっています。「キューリバクダン」「ハスノハバクダン」はトルネードなどと同じく変化の対象外で、他のパーツが(対水に)変わったりはしません。そして「アンチウォーター」「タイウォーター」「チリウォーター」を付けている場合、何故かそのメダの全パーツの優先破壊特性が一時的に飛行に変わってしまいます。これは完全に意味不明ですし、バグということになるのかもしれません。†1

また、味方が一体でも対空/対水パーツを付けている場合、敵の飛行/潜水パーツが優先破壊リストに加わるため、対空/対水パーツを持っていないメダでも敵の飛行/潜水パーツを優先して狙いやすくなります(もちろん、性格が防御のメダ以外には関係ありません)。バグとまでは言えませんが、注意すべき点です。

ほかに、上で説明した「優先破壊特性が光学無効・火薬無効・重力無効である場合」の動作は完璧ではないということにも注意してください。「プラズマレーザー」の優先破壊特性は「光学無効」ですから、性格が防御なら「ミラー」は避けますが、「ミラー」を付けているメダのほかのパーツを狙うのを避けたりはしないからです。

全症状解除のパーツ(エースホーン)は優先破壊の狙いになりません。この特性を優先破壊の対象にするパーツがゲーム中にないためです(パーツリスト参照)。


†1  もっともこの仕様による不都合は、相手が飛行タイプと潜水タイプのメダロットを両方使っていて、さらに味方に、性格が「防御」でブルーサブマリンの対水パーツを付けたメダがいる場合くらいにしか起こりません。あまり再現性のないバグではあります。